中国スマホ(中華スマホ)

中国を代表するスマートフォンメーカー

2018年04月05日 17時02分

Oppo(オッポ)
2004年に設立されたOppoは早くから国際的なマーケットを意識してきた中国のスマートフォンメーカーです。
2010年に世界を視野にタイに拠点を設け、スマートフォンのブランドランキングで2017年現在、世界第4位につけています。
基本的にはミドルよりも上のクラスのモデルが中心。セルフィー需要に対応した高性能フロントカメラ搭載機種が人気です。
価格の上をいく操作感と質感が魅力で、中華スマホとしては比較的高級志向のメーカーと言えるでしょう。
Vivoなどを含むグループ全体では中国国内シェア1位。インドやインドネシア、オーストラリアでも好調なセールスを記録しています。
Oppoは2018年2月、ついに日本上陸。Samsung、Apple、ファーウェイに続く出荷台数を誇るスマホ業界の巨人が、満を持して日本市場に挑戦します。
 
Vivo(ヴィーヴォ)
VivoはOppo傘下のスマートフォンブランドで、薄型や2Kディスプレイ搭載のスマホを発表するなど、高級モデルを発表することで知られています。
元々はBBKというメディア機器のメーカーで、OppoはBBKのオーディオビジュアル部門を母体としています。
そのためVivoにとってOppoは家族のようなものでありながら、競争相手でもあるのです。
Vivo単独での中国国内シェアは2017年現在、3位。世界シェアは5位です。
東南アジアやインドでは幅広く流通しており、かなりの知名度を誇ります。そのハイスペックモデルが日本の市場へと向けられる日はいつになるのでしょうか?
 
Xiaomi(シャオミ)
Xiaomiは2010年に誕生したスマートフォンや家電を製造するメーカーです。
中国のアップルとも呼ばれるXiaomiは、iPhoneに似せたモデルを世に送り出すことにより大成功を得ました。
とにかくアップルの成功をまねることで、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を遂げたXiaomiは、ハイスペックのモデルをラインアップに据え、
中国国内でも一時期は爆発的人気を誇りました。
日本にはスマートウォッチなどを取り扱う代理店は存在するのですが、スマートフォンの正規代理店は存在せず、
Xiaomiスマートフォンは限られた場所でしか手に入れることができません。
しかし、ガジェットギークの間ではひじょうに人気の高いメーカーです。
OppoやVivoなどライバルメーカーとのコンペティションが激化すると、家電など別エリアにも参入しています。
 
Huawei(ファーウェイ)
Huaweiは日本でもかなり知名度の高い中国のスマートフォンメーカーでしょう。
元々の業務目的は、中国国内の携帯電話通信インフラを整備するための機器を開発することでした。
通信関連機器のシェアではエリクソンに続いて世界第2位。日本ではポケットWifiを思い浮かべる人が多いでしょう。
スマートフォン市場でも大きな存在感を誇り、LGやHTCといったメーカーを追い落として、Samsung、Appleに続く
世界トップスリーの一角となるまでに成長しました。
日本の市場では、参入当初から苦戦が続きましたが、「P8」というミドルクラス端末の成功により、日本でも一定の評価を得ました。
今後は低価格帯のモデルでは無く、ハイエンドスマホに注力する方針のようです。
現在、日本ではMVNO端末の供給もしており、コストパフォーマンス、そして確かな技術が若者を中心に好意的に捉えられています。
スマートフォンだけではなく、タブレットも得意としているメーカーです。
 
Coolpad
中国ではiPadよりも、そしてSamsungよりも売れていると言われているスマートフォンです。
パワフルなスペックを持つハイエンドゲーミングマシンを送り出すなど、非常に活気のあるメーカーです。
指紋認証や高性能プロセッサの導入など、ハイエンドで輝きを放つスマホを世に送り出しています。
 
OnePlus(ワンプラス)
OnePlusはOppo傘下のスマートフォンブランドで、Oppoの副社長(当時)により設立されました。
「コスパの王様」とも呼ぶべき、ハイスペックとロープライスを常に追求するメーカーです。
創造性に満ちたスマホには、やはりOppoの姿が見え隠れします。
シンプルでユーザーがカスタマイズしやすい、CyanogenModと呼ばれる、オリジナル状態に限りなく近いアンドロイドOSを採用し、
中華スマホの中でも、何か違った輝きを放つメーカーです。
日本ではハイエンド機種の「OnePlus 5」がスマートフォンマニアの間で話題となりました。OnePlus
 
LeEco(ルエコ)
LeEcoは、テレビ事業や、ポータルサイト、通販事業などを手がける「楽視グループ」のスマートフォン事業です。
元々メディアコンテンツに強く、マルチメディア事業とのペアリングでスマホを販売することにより、業績を伸ばしてきました。
2010年には深圳証券取引所に株式上場。創業から約6年で世界的に株式を上場するまでに成長しました。
 
Lenovo
世界的にはラップトップのイメージが非常に強いLenovoですが、スマートフォン市場にも比較的早い段階で参入し、多くの国でその存在感を示しています。
中国ではSamsungに次いで販売シェア第2位です。
IBMのラップトップ部門を買収し、大きな成功をおさめたことはよく知られているところですが、
2014年にはGoogleの携帯端末部門となっていたMotorola Mobilityを、約29億ドルで手に入れました。
日本のNECからも携帯電話に関係する多くの特許を取得しており、スマホ事業での大成功につなげることができるか注目されます。

Ulefone
Ulefoneはスマートフォンとその周辺機器を製造しているメーカーです。
ミドルクラス機種中心のラインアップですが、何か中華スマホメーカーらしい「キテる」デザインの機種もあるようです。
 
OUKITEL
ミドルクラスのモデルを中心にシンプルなスマートフォンを世に送り出しているメーカーです。
ギーク心を刺激するスパルタンな端末は、モディファイを加えていないアンドロイドで動作します。
中国スマホの中心地、深圳を本拠地としています。
 
TCL / ALCATEL
かつてはフランスの通信機器ブランドとして知られていたALCATELは、TCLにより買収、リブランドされ、ALCATEL OneTouchに生まれ変わりました。
OneTouchは1990年代に人気を博した携帯電話の名前をそのまま使用したスマートフォンシリーズで、あかぬけたデザインが魅力です。
日本向けには、イオンが販売する「イオンスマホ」の1機種として「ALCATEL ONETOUCH IDOL 2 S」が販売され、
その後も明るいセルフィーが売りの「ALCATEL PIXI4」などが販売されています。
 
UMIDIGI
2012年に登場した新興スマートフォンメーカー「UMIDIGI」。
ハイスペックなモデルを得意としているメーカーで、既にアジア地域を中心に20カ国でビジネスを展開しています。
 
LEAGOO
主にミドルクラス機種を得意としているメーカーです。イングランド・プレミアリーグのトットナムと提携、選手を広告に起用するなど、
中国国内だけでは無く、世界に向けた戦略もとっています。
 
Vido
アジアを中心に展開している、比較的長い間、携帯電話・スマートフォン業界で活動を続けているブランドです。
低価格帯の製品を中心としたラインアップです。
 
Blackview
2013年創業と比較的新しいメーカーで、ヨーロッパやアフリカなどのニッチマーケットに力を入れている印象があります。
 
BLUBOO
低価格帯のモデルからミドルクラスモデルを得意とするメーカーです。
 
Cagabi
製品はすべてオンラインで販売する、珍しいスタイルをとっているスマートフォンメーカーです。
実店舗を持たないこのスタイルで、低価格を実現させています。
 
Elephone
中華スマホメーカーの中では、比較的早くから世界的な展開に注力してきたメーカーです。
中国のスマートフォン生産拠点、深圳に本社があります。
 
Meizu
低価格帯からハイエンドの端末まで、幅広いラインアップを持つスマートフォンメーカー。日本でもガジェットギークの間では比較的知られている存在です。
アリババグループと提携することで、アリババが持つ商品流通ネットワークを手に入れました。
 
ZTE
既に日本市場にも進出しているため、馴染みの人もいるかもしれません。
ミドルクラスからハイエンドのモデルを中心としたラインアップで、国際的にも成功をおさめています。
スマートフォンの他、ワイヤレス関連製品、ネットワーク関連製品の開発、生産を行っています。
アメリカでは非常に大きな存在感を示していて、アメリカ国内で4番目に大きいフォンサプライヤーと言われています。
アメリカのメジャーキャリアすべてにローコストのプリペイド端末を供給することで成功をおさめました。
2005年には日本事務所を開設。その後の2008年には日本法人を立ち上げました。
現在、日本の大手キャリア、大手MVNOすべてに端末を供給。ソフトバンクの「みまもりケータイ3」はよく知られているZTEの端末です。
 
Teclast
スマートフォン以外にもタブレットやコンピューターも販売しているメーカーです。比較的長い間デジタルマーケットで存在感を示しています。